春の陽気も見え始める3月5日から4日間の短期決戦で「春の大感謝祭レース」が開催される。抜けたスタークラスは不在で混戦となりそうなシリーズだが、地元でもトップのスタート力を誇る中辻博訓に期待が集まる。昨年は地元で目立った活躍を見せることはできなかったが、今年は4月に地元開催のマスターズチャンピオンを控えていることもあって良い流れをつくっておきたいところ。1月早々に若松で優勝を飾っていることもあり、上昇ムードで地元戦に挑む。
中辻同様、スタートから攻めのスタイルが特長の選手が目立つ。まずはチルト3度も巧みに使用する和田兼輔。1月の地元尼崎周年では優出こそならなかったが、好枠で準優に進出。当地V歴はまだないが大胆な攻めもあって技術もある和田はV候補の一角。伊藤将吉のスリット攻勢も魅力的だ。三国は2回のV歴があり相性も悪くない。是澤孝宏も攻めの姿勢が強く楽しみな存在。テクニックなら愛知支部の2人。衰え知らずのベテラン西山昇一と昨年4Vの鈴木勝博が上位。同支部の都築正治も三国で好走が目立つ。1月参戦時に印象的な走りを見せた門間雄大にも再度注目したい。
デビュー5年目となった2022年前期審査期間に自己最高勝率となる5.41をマークし、今年1月から晴れてA級レーサーとなった馬野耀。昇格後1節目となった今年のオール大阪では結果を残せなかったものの、連続あっせんとなった次節の住之江一般戦では、記念レーサーが多く参戦するなか予選突破を果たすなど好走を見せた。さらに、昨年11月以降の来期適用勝率も5.98(2月7日時点)の数字を残しており、A級キープへの視界は悪くなさそうだ。そんな馬野だが、準地元となる当地は、2020年11月のルーキーシリーズ以来の参戦となる。これまでの戦績を振り返っても決して得意水面とは言えないが、水神祭を達成した思い出の水面だけに期待は高まる。この「春の大感謝祭レース」ではA級レーサーへと成長した馬野の走りを見ることができるだろう。
全国過去3節成績 |
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2022/02/24~2022/02/27児 島 日本トーター杯 25231543 |
2022/02/11~2022/02/16住之江 サンケイスポーツ旗争奪 第50回飛龍賞競走 214 423132[3] |
2022/02/03~2022/02/07常 滑 ニッカン・コム杯~目指せ!初優勝~ 331 123311 |
※数字は03/04現在のものです。