冬の準備も必要になりそうな11月14日から5日間で開催される「道の駅みくに・ふれあいパーク三里浜杯」。来期の適用成績も確定している時期ではあるが、近況好調な選手がズラッと並んだシリーズとなっている。中でも、地元尼崎周年を制し勢いもある稲田浩二が堂々のシリーズリーダーとなりそうだ。賞金ランキングも10月21日現在で19位と、グランプリ出場争いの渦中にいる。年末に向けて、静かに闘志を燃やす稲田の熱いレースに期待大だ。
船岡洋一郎は4月のG1初制覇以降も調子を落とさず、好調選手ひしめく地元宮島のお盆レースを制するなど上昇一途。V戦線をにぎわすことは間違いない。来期7点後半の勝率を維持している関浩哉も今年は津周年含み優勝6回と、ヤングの枠には収まらない存在だ。スタート鋭い福来剛も1着率が高く、舟券貢献度は抜群。前回の当地で優勝した佐藤隆太郎や、スタート野郎の野中一平も楽しみだ。
なお、このレースの冠となっている「道の駅みくに・ふれあいパーク三里浜」では、三里浜特産の花らっきょをのせた「らっきょラーメン」を食べることができる。三国ボートの帰りに食してみてはどうだろう。
今回ピックアップするのは愛知支部、第93期の杉山裕也。2003年11月にデビューし、その後の2008年前期には自身初のA級へと昇格。2009年後期から現在に至るまでA級に定着しており、2021年1月21日には桐生で行われた「第14回マンスリーBOATRACE杯」では、見事に通算1000勝を達成している。そんな杉山だが、当地では今年2月24日から行われた「三国巧者決定戦」に続き、今年10月5日から行われた「福井パールライスカップ~新米いちほまれ争奪戦~」と2節連続で優出中。結果は2節ともに5着と悔しい結果に終わったが、近況の当地との相性の良さは明らかである。杉山が好成績を挙げている大きな要因とも言えるのが、妥協する事なく柔軟に対応するペラ調整だろう。今節は前回参戦から約1カ月強の短い期間での参戦となり、気象条件に対する調整面のアドバンデージもある。3節連続の優出、そしてその先の優勝を狙う杉山の走りに注目してほしい。
全国過去3節成績 |
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2022/10/30~2022/11/03江戸川 創刊75周年記念 第46回デイリースポーツ杯 216 151 23 |
2022/10/18~2022/10/23多摩川 第6回住信SBIネット銀行賞 3112132 5412 |
2022/10/05~2022/10/10三 国 福井パールライスカップ~新米いちほまれ争奪戦~ 3 32133332[5] |
※数字は11/13現在のものです。