11月27日から6日間で開催の「第24回三国競艇大賞」は、参戦するA1レーサー9名が全員4000番台と若さあふれるフレッシュなレースとなりそうだ。そして、シリーズを引っ張るのは激戦区である九州地区選手権を2連覇中の桑原悠だ。昨年の芦屋で開催された地区選で3カドからまくってG1初優勝した桑原。SG初出場をつかみ取り、勢いそのままにSG初優出まで駒を進めたことは記憶に新しい。今年の地区選はインからしっかり押し切って連覇と、実力を証明して見せた。前回の三国のBR甲子園では3日目に転覆し途中帰郷と不発に終わったが、V歴はある。混戦模様のこのシリーズでは爆発力を見せてくれるのではないだろうか。
桑原と同じ九州の塩田北斗もV候補の一人。今年は優出ラッシュで、来期適用勝率は7.46とキャリアハイの成績をマーク。今年5月から見せた3節連続Vには衰え知らずの勢いがある。スタートが速い伊藤将吉と白神優にも注目だ。両者とも前回の参戦時は4連勝を含む活躍を見せ、優勝戦に駒を進めている。地元からはレース巧者、来期A1級復帰を決めた松村康太が遠征勢を迎え撃つ。
今年はここまで優出16回、優勝4回(11月5日現在)と好成績を残している塩田北斗。5月から8月にかけては10節連続で優出するなど圧巻の走りを見せた。勝率にも調子の良さが表れており、来期となる2021年前期の適用勝率は7.46。これは今節の出場選手中トップの数字であり、かつ14期連続A級をキープしている塩田自身にとってもキャリアハイの数字となる。まさに脂の乗った時期と言える。強豪ひしめく福岡支部ということもあり、一般戦を走る機会が多い塩田だが、この安定感と近況の充実度を考えると、今後ビッグタイトルを手にしても何ら不思議ではない。好調をキープして参戦となる今節も必ずV戦線に絡んでくるだろう。
全国過去3節成績 |
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2020/11/17~2020/11/20丸 亀 日本モーターボート選手会会長杯 562221[2] |
2020/11/08~2020/11/11若 松 第38回日本モーターボート選手会会長杯 213121[2] |
2020/10/26~2020/11/01下 関 サンケイスポーツ杯争奪戦 準優進出バトル 11342 112141[4] |
※数字は11/26現在のものです。