GWも終わり五月病になりがちな時期だが、5月13日から6日間で開催の「マクール杯」にはボート界トップのスター、桐生順平が登場する。この桐生の高速旋回を生で見れば、うつむき加減な気分も吹き飛ぶだろう。今年は1月に開催された地元、戸田周年を制し、4月末で締め切る来期適用勝率は4月17日現在で8.14と期間勝率トップも狙える数字。まさに最高峰のターンを身近で見ることのできるチャンスに、三国に足を運んではどうだろうか。
SG7冠、西島義則がレースを面白くする。変わらないレーススタイルの「インの鬼」が、妥協のない進入でスピード旋回に対抗する。マスターズチャンピオンからあっせんが近いこともあり、整備も含め調整の利を生かす戦いとなる。西島と同期の西山昇一も好走を約束。三国は走る機会も多く舟券貢献度も高い。地元の雄は武田光史だ。スリットから強気の武田は三国を最も沸かす一人。村田修次も自在なレース運びで優勝戦線に名乗りを上げる。また、このシリーズは男女混合戦となっており、三国は大好きと公言する松本晶恵にも熱視線だ。ほかにも、小芦るり華には波乱の演出を期待したい。
この「マクール杯」でプロとしての第一歩を踏み出す130期生、登録番号5251の沼田七華。憧れのボートレーサーの道に進むことを決意してから猛勉強とトレーニングを重ね、高校在学中に合格率4%の狭き門を一発で突破し養成所に入った。もちろん本人の努力あってこそだが、この勝負強さが彼女の天性の武器ではないだろうか。養成所時代は、リーグ戦勝率3.25と決して目立つ存在ではなかったが、プロとして歩むこれからが本当の勝負。まずは自身も課題に挙げている「スタートの安定」と「スピードある旋回」を安定して発揮できるよう練習し、着実なレベルアップを図ってほしい。チャームポイントとなる笑顔を忘れず、地元ファンに愛されるレーサーへと成長してほしいという願いを込めつつ今節からの走りに注目したい。
全国過去3節成績 | |||
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※数字は05/12現在のものです。