現在の適用級別である2022年前期の勝率と、7月から適用される2022年後期の勝率を比べ、数字が上がっている選手だけで構成されるシリーズ、「絶好調者三国ダービー」が6月24日から6日間で開催される。近況好調とされる選手が集まるだけに、活気あるバトルが繰り広げられそうだ。シリーズリーダーに指名するのは地元の松田祐季。内枠から萩原、松田、中島としのぎを削るライバルがズラッと並んだGWレースを制し、約3年ぶりの地元Vを飾った松田が三国連続Vを狙って堂々とシリーズを牽引(けんいん)する。
ただ、好調な選手が集合し強敵は多い。中でも今年4月の蒲郡でG1タイトルホルダーの仲間入りを果たした渡邉和将に最も勢いがありそうだ。一級品のスタートから強気に攻めるスタイルは脅威の存在となる。5月の津周年で2度目のG1優勝となった関浩哉もVの期待がかかる1人。スピード全開のターンで優勝戦線を盛り上げるだろう。最近は目立った活躍こそないが、G1優勝3回の実績がある中田竜太や、華麗なターンで見る人を魅了する重成一人もこのシリーズをグッとおもしろくする存在だ。
今回ピックアップするのは、地元福井支部・第98期の松田祐季。2010年前期以降A1級をキープし続けていたが、2021年にまさかの地元三国で3度のFを切り、2021年後期には約12年ぶりのA2級降格。「地元での成績が悪過ぎて本当にトラウマになりそうです。」と、肩を落とす姿も見られた。しかし、2022年前期には見事にA1級への復帰を果たし、新期勝率も6.70とA1級キープを決めている。記憶にも新しい今年の4月30日から6日間で開催された「GW三国ボートフェスタ」では、2コースから俊敏に差して約3年ぶりとなる地元Vを勝ち取り、地元戦での苦手意識は完全克服された様子が見られた。これまで苦しむ期間を応援し続けてくれた地元ファンの声援に応えるため、地元連覇に意欲を見せる松田のスピード感あふれる走りに注目したい。
全国過去3節成績 |
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2022/06/15~2022/06/20浜名湖 スポーツ報知 ビクトリーカップ 1134431 11[3] |
2022/06/02~2022/06/07常 滑 開設69周年記念競走GIトコタンキング決定戦 3 314 24転 52 |
2022/05/18~2022/05/23大 村 GⅡ第26回モーターボート誕生祭 422 43164 12 |
※数字は06/23現在のものです。