三国ではモーニングになってから毎年4月の1節目に開催されていた「三国モーニング スタートキング争奪戦」だが、今年は夏休みに入ってからの1節目、7月27日から6日間で開催される。スタート巧者が集まるだけにスリット合戦が期待されるシリーズとなるが、V本命は三国と相性抜群の吉川元浩で決まりだ。三国は優勝6回の実績がある水面で、その内4回はG1優勝と地元勢以上と言ってもいいほどの好成績。強敵は多いが一級品のレースで魅せてくれるだろう。
関浩哉、上田龍星の両ヤングスターにも期待したい。関は6月の当地一般戦に参戦したばかり。その時は予選トップ通過ながら準優勝戦で苦杯を喫したが、このシリーズでその雪辱を果たす。上田はG1タイトルの獲得を渇望される存在。期待が大きいこともあるが、ヤングダービーに向けリズムを上げるためにも得意のスリット攻勢で勢いをつけられるか。
長田頼宗、谷村一哉、下條雄太郎といったさばき達者な巧者も多い。展開を突くシーンも見られそうなだけに、突き抜けるイメージが目に浮かぶ。そしてスタート巧者と言えば久田敏之。地元勢では室田泰史に期待。
今回ピックアップするのは群馬支部、第115期の関浩哉。7月から適用されている新期勝率で7.62とハイアベレージをマークし、2020年前期以降6期連続A1キープでの参戦となる。高勝率にも表れているように、2022年度も絶好調ムードで、2022年5月14日に津で開催された「G1開設70周年記念 ツッキー王座決定戦」での自身2度目となるG1優勝を含み、今年早くも4Vを挙げている。前回の当地参戦は2022年6月24日から開催された「絶好調者三国ダービー」。このときは前節優勝モーターである46号機を引き当て、初戦から軽快な動きを続け予選をオール3連対でトップ通過を決めた。しかし、絶大な人気を集めた準優勝戦の絶好枠では、まさかの4着と敗れ、悔しさを見せた。今回は1カ月の間を空けずの当地参戦となり前回の雪辱を果たす大チャンス。取り逃した優勝を再び目指す果敢な走りに注目してほしい。
全国過去3節成績 |
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2022/07/12~2022/07/17戸 田 GⅡ戸田モーターボート大賞 6 565 316531 |
2022/07/03~2022/07/06常 滑 まるは食堂70周年記念競走 311311[1] |
2022/06/24~2022/06/29三 国 絶好調者三国ダービー 122311234435 |
※数字は07/26現在のものです。