三国のお盆レースは毎年恒例の「第50回しぶき賞」。今年は8月14日から6日間で開催される。今垣光太郎がF休みで不在となり、V候補筆頭に挙げるのは中島孝平だ。地元Vから2年以上遠ざかっているが安定感は変わらず高いレベルをキープ。優勝戦には名を連ねている。前回の強豪ぞろいのG3企業杯でも初日の転覆アクシデントを跳ねのけて優出と勝負強さを見せた。今回はシリーズを牽引(けんいん)する姿を期待したい。昨年このタイトルを制したのが萩原秀人だ。全速旋回が印象的な萩原だが地元だとさらに磨きがかかる。しぶき賞連覇を狙って全開のワイルドスピードを披露する。また、この2人は三国代表としてSGメモリアルが控えており勢いも手にしたいところ。そして2人を抑え、GWレースを制した松田祐季も繁忙期レース連覇に挑む。三国の繁忙期はこの3人が切磋琢磨する姿に注目してほしい。
スリット戦に期待が集まるのが下出卓矢だ。最近はバランス型に調整することも多いがやはり魅力的。武田光史や中辻博訓、高倉孝太もスタートから強気に攻める。遠征勢ではオールラウンダー青木玄太に若手のホープ澤田尚也と滋賀支部が強力。
今回ピックアップするのは滋賀支部、第121期の澤田尚也。2017年にデビューし、2021年後期には早くもA2級へと昇級。その勢いは止まらず2022年前期にはA1級へとステップアップし、7月1日から適応されている新期勝率も6.37と2期連続でA1級をキープしている。近況も好調ムードで現況の勝率(7月16日現在)は7.10と大台に乗せている。2022年は早くも4優出し、2022年5月26日から常滑で開催された「マンスリーBOATRACE杯」では、5コースから豪快にまくって自身2度目の優勝を飾っている。そんな澤田の躍進の起点となったのは、当地で2021年4月1日から開催された「三国モーニングスタートキング争奪戦」と言っても過言ではないだろう。初下ろしの新エンジン・新ボートを軽快に操り優勝戦に駒を進め、センターから鋭くまくり差して初優勝を飾り水神祭。当地への参戦はそのシリーズ以来の約1年4カ月ぶりとなるが、さらに腕を磨き思い出の地で三国2節連続Vを狙う澤田の走りに注目してほしい。
全国過去3節成績 |
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2022/08/04~2022/08/08戸 田 報知新聞創刊150周年記念スポーツ報知サマーカップ 13222エ1512 |
2022/07/26~2022/07/31江戸川 GⅡ江戸川634杯 モーターボート大賞 6欠 |
2022/07/13~2022/07/18住之江 第5回auじぶん銀行賞 151 31215331 |
※数字は08/13現在のものです。