福井の海の幸といえば越前がにがまず思い当たるが、その越前がにと双璧をなすのが「甘エビ」だ。サイズの縛りもあるが、状態が最も良い5月・6月、9月から1月にかけて漁獲された甘エビを「ふくい甘えび」として2021年に福井県の新ブランドに登録。そんなふくい甘えびの断トツの水揚げ量を誇るのが三国港だ。そしてボートレース三国では「三国港解禁ふくい甘えび杯」が9月1日から5日間で開催。シリーズの大本命となるのがボート界の旬な男、磯部誠だ。今年は東海地区選を制し、2度目のG1制覇。そして5月のSGオールスターでは予選トップ通過と道中をけん引。準優は悔しい結果となったがSGを取る力がある事を証明してみせた。その後もSGで準優に駒を進めるなど安定、当地は3Vの実績もあるとなれば今節の顔となるのは間違いない。
準地元の兵庫支部は山本隆幸、吉田俊彦、藤岡俊介と3人のA1を送り込んできており強力布陣。中でも吉田は三国と好相性だ。三国は6V実績とドル箱水面なのは磯部の先輩、天野晶夫。若手では、松山将吾、前田翔に期待がかかる。
今回ピックアップするのは愛知支部、第105期の磯部誠。2016年前期以降はA1級に定着し、14期連続でA1級をキープしている。そんな磯部誠だが2022年(8月6日時点)は早くも8優出しそのうち3度の優勝と絶好調ムード。記念戦線での活躍も多く見られ、SG競走に4節参戦しそのうち3度の準優出。2月11日から地元の常滑で行われた「第67回東海地区選手権競走」では自身2度目となるG1制覇を成し遂げた。もちろんその活躍は成績にも表れており、現況(8月6日時点)での勝率は8.31とハイアベレージをマークし、名立たるトップレーサーたちを押しのけて全選手中第5位につけている。当地への参戦は2021年7月11日から行われた一般戦以来の約1年1カ月ぶりとなるが、前回参戦時にもインからきっちり逃げて優勝を飾っている。意気揚々と当地へ乗り込み連覇を狙う磯部誠の軽快な走りに熱い声援を送ってほしい。
全国過去3節成績 |
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2022/08/23~2022/08/28浜名湖 SG第68回ボートレースメモリアル 544 2 53223 |
2022/08/08~2022/08/14蒲 郡 日刊スポーツ杯争奪 納涼しぶきお盆特別選抜戦 121 2351212413 |
2022/07/29~2022/08/01常 滑 サッポロビールカップ 111111[1] |
※数字は08/31現在のものです。