涼しくなり、過ごしやすい時期となる10月5日から6日間で開催される「福井パールライスカップ~新米いちほまれ争奪戦~」。コシヒカリ発祥の地である福井がコシヒカリの次世代を担うお米として開発し、2018年に新しく発売した「いちほまれ」。やわらかさがありながら米粒感も感じられ、もっちりしているのに粘りも感じられる絶妙な味わいで、食味ランキングで最高位の特A評価を2年連続で獲得したお米だ。そんな地元「いちほまれ」の名前が冠についたこのシリーズの中心となるのは、やはり地元の松田祐季で決まりだろう。突き抜ける力強さもあり、粘り強く存在感を見せる松田の走りはまさに「いちほまれ」のようではないだろうか。松田もいちほまれ同様、最高位である優勝獲得を狙う一戦となる。
強敵となるのは出場選手中、唯一の7点超えの勝率で参戦となる岡村慶太。5月から6月にかけて2節連続Vを飾るなど近況も好調だ。A1級に復帰し、勢いをさらに加速させている東本勝利や梅雨時期に2優勝を挙げた麻生慎介も調子がいい。また、このシリーズは男女混合戦となっており期待の新星、清水愛海も参戦する。
今回ピックアップするのは福井支部、第128期の小坂風太。プロサッカー選手をめざしJ2の下部組織に所属していたが、トップチームには昇格することができずに夢を断念。いったんは一般企業へと就職したが、プロスポーツ選手への夢は諦めきれず一念発起し、ボートレーサーへの道を歩み出した。そんな小坂だが2021年5月にデビューし、その後は勝率2点台ながら2期連続でB1級。現況の勝率も(9月12日時点)2.83と、B1級をキープできる確実なラインにつけている。直近の地元参戦は今年8月22日から行われた「スカパー!・JLC杯ルーキーシリーズ第13戦」で、同支部の先輩となる下出卓矢から伝授されたプロペラに自分なりのアレンジも加え、2着1本、3着3本、そして大敗なくまずまずの成績を残した。まだダッシュからの出走のみという事もあり、デビュー以来未勝利だが、初勝利で水神祭を迎える日もそう遠くはないだろう。「最高峰のレースのSGで優勝を果たし、これまで支えてくれた人に恩返しをしたい」と大きな夢へ向かう小坂の成長に今から注目してほしい。
全国過去3節成績 |
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2022/09/24~2022/09/29児 島 報知新聞創刊150周年記念 スポーツ報知杯 566 345 6 54 |
2022/09/06~2022/09/12からつ スポーツニッポン杯 6 566 5 5653 |
2022/08/22~2022/08/27三 国 スカパー!・JLC杯 ルーキーシリーズ第13戦 543 3 55432 |
※数字は10/04現在のものです。