秋も深まる10月14日から6日間で開催される「日本モーターボート選手会会長杯 第30回たけふ菊人形賞」。タイトルにも入っている越前市の風物詩「たけふ菊人形」は今年も新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインに従って花々しく開催される。三国ボートと合わせて訪れてはいかがだろうか。レースはというと、地元の総大将である今垣光太郎が参戦とVの太鼓判を押したいところではあるが、現在はFとLを両方抱える身。無理はできない状況となっている中、出場メンバーはかなり豪華。まさに混戦となりそうな雰囲気が漂っている。
足かせある今垣にとって愛知支部を背負う1人、平本真之が最も怖い存在となりそう。浜名湖で開催されたSGメモリアルでは優出、G1でも優出を重ねており調子も悪くない。三国は2V実績と水面相性も問題ない。ほかでは鋭いスタートと、何より諦めない気持ちが強い徳増秀樹もどんなモーターを引いてもV戦線に名乗り出るだろう。須藤博倫、池永太といった当地周年覇者もいる。海野康志郎も技量では引けを取らない。若手では仲谷颯仁を筆頭に、中村泰平や地元期待のフレッシュルーキー金田智博に期待。
今回ピックアップするのは岡山支部、第100期の末永由楽。2007年5月にデビューし、その後の2012年前期には自身初となるA級への昇格を果たした。その後はB級とA2級、A1級を行ったり来たりとなっていたが、2019年後期以降はA級に定着している。現在はA2級となっているが今期は好調ムードを維持し、現状の勝率は6.40(9月24日時点)と、この勝率を維持できればA1級復帰という位置につけている。そんな末永だが前回の当地への参戦は今年9月21日から行われた「イン巧者頂上決戦」で、1カ月の間を空けずの再参戦となり、調整面やスタートの見え方といった点で大きなアドバンテージを持っている。悔しいA2降格を経て再びのA1級復帰、そしてA1級定着をめざし当地で暴れまわる末永の豪快なレースに期待してほしい。
全国過去3節成績 |
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2022/10/02~2022/10/07住之江 スポニチ杯争奪 第56回住之江選手権競走 612 144 2312 |
2022/09/21~2022/09/26三 国 イン巧者頂上決戦 242 13151361 |
2022/09/11~2022/09/14浜名湖 スポーツニッポン菊花杯 134 4616 |
※数字は10/13現在のものです。