紅葉の美しい季節となる11月4日から、三国では女子レーサーによる華麗なるバトル「ヴィーナスシリーズ第15戦 三国プリンセスカップ」が6日間で開催される。注目は周年Vを含む、G1優勝3回と抜けた実績を持つ平山智加だ。当地は優勝経験もあり、三国通算勝率は7.55と驚異の数字。近況も9月の児島の男女混合戦で優勝と不安はない。このシリーズも文句なしでV候補筆頭となる。
平山に待ったをかけるのは地元Vを渇望する西橋奈未だ。持ち前のスピード全開の攻撃的な走りと、地元ファンの声援を後押しにトップレーサーに挑む。さらに、伸び重視のセッティングで、まくり一撃が魅力の高田ひかるも楽しみ。年末、住之江で開かれるクイーンズクライマックスへ向けた女子賞金ランクは10月13日現在で第7位と、平山の第6位の次につけている。同じく現在12位の落合直子も地元の大一番への出場に向け気合が入っている。現在19位と初出場へ向け攻撃力に磨きがかかっているのが藤原菜希だ。クイーンズクライマックスの出場権をかけたバトルが焦点となるが、藤堂里香の産休からの復帰戦でもあり、久しぶりの勇姿にも注目したい。
今回ピックアップするのは福井支部、第101期の藤堂里香。ボートレースファンの方ならご存じの方も多いが、度々「美人レーサー」としてネットや各情報誌にピックアップされる、福井支部の人気女子レーサーである藤堂。2007年11月にデビューし、2010年前期にはB1級へと昇格。2016年3月に若松で行われた「山口シネマカップ争奪男女W優勝戦」で自身初の優勝を勝ち取り、その時の2016年後期にはA2級へと昇格を果たした。その翌年の2017年には同支部で同期の土山卓也と結婚のゴールイン。これには悔し涙を流したファンも少なくないのではないだろうか。その後二人の子宝にも恵まれ、現在では母とボートレーサーの二足のわらじを履き奮闘している。そんな藤堂だが、10月13日時点では産休も明け、復帰に向けてレース勘を取り戻すべく足繁く練習に通う日々を送っている。「早くA1になって、二人で一緒に地区選手権を走って、御殿を建てたい(笑)」と披露宴で語った夢を掲げ、地元での復帰戦を迎える藤堂に温かい声援を送ってほしい。
全国過去3節成績 |
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2021/06/12~2021/06/17住之江 GⅢオールレディース第32回アクアクイーンカップ 5 56431 5 3 |
2021/05/24~2021/05/29鳴 門 ヴィーナスシリーズ第5戦 松茂町ほか2町53周年 453 516 525 |
2021/05/08~2021/05/13江戸川 男女W優勝戦 第45回サンケイスポーツ杯 224 52251626 |
※数字は11/03現在のものです。