レース展望

GWも終わり五月病が心配されるころだが、三国では5月10日から7日間のロングシリーズで開催される「BOATBoyCUP」は五月病を忘れさせるような豪華メンバーが集結する。ボート場に来て、豪快、そして爽快なレースを観覧してはどうだろう。
ぜいたくなメンバーが並ぶが、シリーズをけん引しそうなのは当地周年覇者でもある山口剛だ。昨年のグランプリでは転覆にフライングと悔しい結果となったが、2月には中国地区選を文句なしの内容で優勝。有言実行の走りは見る人の体温さえ上昇させる。山口の熱い走りを見れば五月病も吹き飛ぶだろう。ただ山口一辺倒のレースになる気配はない。SG優勝6回の井口佳典がいる。井口はSGオールスターを2回制するなど、5月には強いイメージ。この2人がシリーズを引っ張るとみて間違いないだろう。
ただ、この2人だけではない。井口だけでなく、三重支部のツートップ新田雄史も参戦だ。三国は2021年11月以来となるが、当地G1で2回の優出歴があり苦手意識はない。昨年は蒲郡周年を制した吉田拡郎もいる。切れ味あるスタートで1着を量産しそうだ。群馬支部からは久田敏之に大澤風葵と強者がそろう。