茅原悠紀や守屋美穂など男女ともにボート界を代表するレーサーが所属する岡山支部。その将来を担うレーサーの1人として期待されているのが入海馨だ。高校時代には、野球の名門、岡山・関西高校のナインとして春の選抜大会に出場。大学在学中にボートレーサーへの転向を決意し、スポーツ推薦枠で合格し養成所に入所した。2015年5月に地元の児島でデビュー。初勝利、初優勝を経て着実にA1級へ昇格し、昨年8月の芦屋「全日本王座決定戦」で悲願のG1初優勝を達成。レース後には涙ながらに喜びを語り、その背景には、優勝戦の1号艇で敗れた前年の下関ヤングダービーの悔しさがあったことを明かした。今年3月には若松「第60回ボートレースクラシック」でSG初出場を果たしたが、予選3日目のフライングが響き無念の結果に終わった。しかし、7月には徳山「SGオーシャンカップ」への出場が決まっており、次こそはとリベンジに燃えているはずだ。そして、今節はそのオーシャンカップへ向けた前哨戦となる。三国は優出歴もあり苦手意識はないだろう。しっかり結果を残し、今後のさらなる飛躍への足がかりとしたい。